セミナーに参加した看護師(34歳:離職期間6年)の感想


私が参加したのは、病床数約400の医療センターが主催した復職支援セミナーです。近隣エリアには同様のセミナーを開催している医療機関は数多くありましたが、研修期間が10日間と本格的なものだったことと、就職を希望する場合には引き続き「インターンシップ」コースが用意されているという2点が選択の「決め手」になりました。

研修初日のオリエンテーションでは、先着順で選ばれた20名を前にして、看護師長から「医療の専門知識や技術と同じくらい、患者さんの気持ちに寄り添い手を差し伸べる心も必要ですから、皆さんが出産や育児を経て積み重ねた「母」としての経験は必ず看護にもプラスになるはずです。」という趣旨の激励がありました。

外来、病棟で実際の看護業務を見学したり、採血(採血、皮下・筋肉注射、点滴)、医療機器の取扱い(心電図モニター、輸液ポンプ、シリンジポンプ)、各症例ごとのアセスメント方法、医療安全管理などの指導を受けるなかで、ナースとして頑張っていた当時の自分の姿が頭に浮かんできました。同じ部署で10日の研修を続けたため、日に日に業務内容が理解できるようになり、大変充実した気持ちになりました。同時に医療職としての責任の重さも改めて痛感することになりました。

看護師をはじめとするスタッフの仕事に向かう姿勢や接遇が素晴らしく、本来の業務で多忙ななかでも笑顔を忘れずに指導してくれました。自分もこのような病院でもう一度働きたいと、モチベーションが高くなるのを感じました。知識やスキルの再習得にはまだまだ時間がかかりそうですが、少なくとも心の準備は整ったと思います。
また、主人と娘も私が連日研修に参加することで、実際に私が看護師として再び働き始めることになれば、生活リズムにどのように変わるのかを理解することができたようで、看護師としての仕事に対する理解と協力を示してくれたのもとても嬉しかったですね。


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